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Channel: 三太郎の日記
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シロアリ その2

シロアリの駆除には、大きく分けて2通りの方法がある。 一つは薬剤散布で、床下一面に殺虫剤をまく訳だが、そうすると床下に住んでる小動物や昆虫まで すべて殺してしまうことになる。 生態系のすべてを滅ぼしてしまうのは罪悪である。 それに、強力な薬剤は、人間に対してもよろしくない。 かつてのシロアリ薬剤の大半が、今では使用禁止になっていることからも、その有害性は折り紙付だ。...

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シロアリ その3

学校時代に勉強した内容は、読み書き計算を除けば、10年も経てば大方忘れてしまう。 実際、沢山読んだ本の内容も大方忘れてしまった。 でも、本当に忘れてしまったのだろうか。 私の場合、昔読んだ本や、教科書で感銘を受けた一文が、不意に思い出されたりする。 しかもそれが、その時々の判断に大きな影響を与えたりする。 そういう時、何か自分のどこかに蓄積されていて、自分の力になっているなあ、と感じたりする。...

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シロアリ その4

何はともあれ、私はシイタケの原木を輪切りにしたモノを、家を取り囲むように埋めた。 シロアリは南方系で高温多湿を好むから、家の南側と、風呂場や台所等の水周りを狙って設置した。 羽蟻が現れたのが昨年のゴールデンウィーク、 原木を埋めたのは、同じく昨年の7月、 ハヤル心を抑えきれず、7月末に原木をめくり返したが、まだシロアリ君は集まっていなかった。 当り前といえば、当り前だが。...

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通学団長

小学生の通学風景を見ていて、何かおかしいと感じるのは、私だけだろうか。 最近は、通学経路の要所要所に、交通安全の黄色い帽子をかぶったオジサン/オバサンが立っていて、 小学生は、彼らに見守られながら通学している。 交通安全や誘拐対策なんだろうが、これでは、道草が出来ない。 通学の醍醐味といえば、道草、それしかない。...

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ナメコ

毎年、年末に森林組合にでかける。 キノコの菌糸を買うためである。 年に1回でも、毎年毎年20年近くも通っていると顔を覚えられてしまう。 そのうちに、どうでもいいような雑談をする雰囲気になってしまった。 3年前の年末のこと、私がナメコとヒラタケ、それにシイタケの菌糸を買って帰ろうとすると、 職員のオバサンに呼び止められ、こんな質問をされた。...

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アルコール発酵 その1

趣味の酒造りというと、なんだか大蔵省国税局のこわーいオジサン達がやってきて しょっ引かれてしまいそうな予感がして、どうも穏当でない、そんな雰囲気がある。 一方、大衆雑誌には“手づくりワインのすすめ”なんて表題の文章が載っていたりする。 テレビの料理番組でも、出演者全員でワイワイガヤガヤと出来上がった料理をつついている...

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アルコール発酵 その2

酒造りには色々なパターンがあるが、大きく分ければ3つに分類できる。 一つはブドウ果汁などの糖分を、そのまま酵母菌でアルコール発酵させるパターンで ワインやシードルなどがこれにあたる。 二つ目は、蒸米のデンプンを米麹で糖化させた後、その糖分をアルコール化させる方法、 言うまでもなく、これは日本酒。 三つ目は、できた酒を更に蒸留して、アルコール度の高い焼酎何かを作るパターン。...

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痩せ猫のこと

12月半ばから年末にかけて、昼食をコンビニでとる日々が続いていた。 棚に並んでいる幕の内弁当や海老フライ弁当を日替わりでガツガツと食べていた。 寒風の中を、コンビニの店先のごみ箱の横で無造作に食べるのも変化があってよい。 ふと気がつくと、足元に野良猫がいるのに気がついた。 栄養不足のためか、毛が抜けて痩せこけて見るも哀れな姿だった。 えび天をホイっと猫の目の前に放ってやると、すぐに食らいついたが、...

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日吉大社

この半年くらいは、暇さえあれば近場に旅行に出かけている。 何故急にそんな気を起こしたのか、自分でも分からないが、要するに朝早くに目が覚めて いそいそと出かけて行くのである。 どこかに神様がいて、『私』というサイコロを振っていて、旅と出れば旅をする、 読書とでれば読書する、仕事と出れば仕事に没頭する、 どうもそんな気がしてならない。 我々は生まれ落ちるとスグに社会の一員になる。...

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サンゴ樹の木の下で

愛知県では、昭和30年代から40年代にかけて繊維工業が盛んで あっちにもこっちにも工場ができて、カタカタ、バッタンバッタンという機織り音がしていた。 やがて繊維不況がやってきて、朝早くから夜遅くまでしていた音がしなくなった。 しばらくして、そこで働いていた女工さん達が去って行った。 そのうちに、門や玄関なんかに彫刻を施したりした成金趣味の工場が幽霊屋敷になり やがて解体されていった。...

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